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バリアフリーリフォームとは家の中を住みやすくする、というでだけではありません。私共は、家の中の障害や不便をなくす事で、よりエネルギッシュに世界と繋がって生活ができることを目標にしております。
「毎日のお出かけが億劫でなくなった!楽しく生活しています」というお声をいただけることが何よりの誇りです。
バリアフリー化の悩み介護リフォームの悩み、なんでもお声掛けくださいませ!

介護認定を受けて、「では、お家を整えましょう」と言われた。
そうなって初めて、バリアフリーについて考える方も多いのではないでしょうか。
困りごとが起こりやすい、玄関やトイレ、浴室と比べて、廊下の重要度は低いかもしれません。
しかし、廊下は他の場所と比べて広さや明るさが十分でないことも多く、家の中の怪我の多くが転倒からきていることを鑑みれば、安全のために毎日通る廊下や階段も配慮する必要があります。
また、年齢とともに足が上がりづらくなると難しくなってくる階段の移動も安全のために整備が必要です。
上下階の移動をやめて、1階で暮らすことを検討する前に、できることもあります。
では、廊下や階段のバリアフリーをしようと考えたら、まずどんなリフォームが必要でしょうか。
今回は、高齢の方のケースを中心に、廊下・階段のバリアフリーを動作別に分解して詳しく説明していきます。
快適で安全な玄関にする方法を考えている方は、ぜひご覧ください。
関連記事
【高齢者向け】玄関のバリアフリーを動作で考える|手すり・段差の解消・ドアのポイント
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廊下と階段は家の中の部屋と部屋をつなぐ、人が行き来するという点で似た性質をもっています。
そのため、バリアフリー化を考慮する場所も似通っており、手すりや明かりの確保など、共通する点が多いのが特徴です。
とはいえ、廊下と階段では形状が違うため、それぞれの場所に合わせて、必要なリフォームをご紹介します。

バリアフリーリフォームのマニュアル2021(https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjoiMjYzOSJ9&detailFlg=0&pNo=1) マツ六株式会社より引用
廊下の主なバリアフリーリフォームは以下の通りです。
様々な項目がありますが、バリアフリーリフォームを考えるときには、まず普段、廊下でどんな動きをしているかを考えます。
「どこに手をついているか」
「ちょっとした段差で躓いていないか」
など、少しの不便が転倒につながり、骨折などの大きなケガにつながるので注意が必要です。
動作別でみると、以下の機能をもったリフォームとなります。
普段の生活をよく観察することで、何が必要かが見えてきます。

バリアフリーリフォームのマニュアル2021(https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjoiMjYzOSJ9&detailFlg=0&pNo=1) マツ六株式会社より引用
階段は、バリアフリーの種類こそ廊下と似通っていますが、高低差が大きい分、特別な解決方法があります。
いす式階段昇降機やホームエレベーターがその一例です。
介護保険住宅改修の対象ではありませんが、電動で昇降する分、身体の負担や安全性が劇的に変化します。
階段のバリアフリーリフォームの主な項目は以下の通りです。
昇降にかかる身体の負担の軽減や、転倒防止のためのバリアフリーリフォームが主となります。
また、自力で階段を昇降することが難しい場合は、1階での生活をメインにすることも検討が必要です。
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バリアフリーリフォームの最も重要な工事のひとつは「手すり」です。
動きの要所要所に手すりがあると、動作を補助してくれるだけでなく、転倒の予防もしてくれます。
設置する場所としては以下の通りです。
「縦手すり」は、しっかり握って身体を引き寄せたり、身体を支えたりすることで、力を入れやすくなるのが特徴です。
「横手すり」は、身体を支えながら移動できるのが特徴で、常に強く握るというよりも軽く支えながらバランスをとるイメージで使われます。
介護保険の住宅改修では、動作の補助として「縦手すり」が採用されるのが多いというのが現状ですが、廊下や階段は「横手すり」がの設置がメインとなります。
扉があるなどの理由で、横手すりを連続して設置することが難しい場合は、縦手すりを左右の手で連続してつかみ伝い歩きをすることで解決する場合があります。
予算については、手すりの長さによって金額が異なります。
基本的には介護保険の住宅改修制度を利用して設置することが多いでしょう。廊下の場合は、相場は8万円、階段は手すりの設置距離が長いため、相場は約30万円ほどが目安です。
参考:縦手すりと横手すりの特徴(表)
| 使い方 | 握る | 滑らせる |
|---|---|---|
| 手すりの太さ | 強く握って移動するため 直径28~32mm |
手を滑らせて移動するため 直径32~36mm |
| 手すりの向き | ![]() 縦手すり |
![]() 横手すり |
| 手すりの形状 |
円柱型 |
円柱型・上部平坦型 |
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部屋の出入り口にあるちょっとした段差は小さい分意識しづらく、躓きや転倒の原因になりやすいことが難点です。
開き戸や引き戸、その他の敷居の段差の対策として、最も簡単な方法が「木製スロープ」の設置となります。
スロープを廊下や部屋に固定する場合は「介護保険住宅改修」、固定しない場合は「介護保険福祉用具貸与」の対象となります。

画像は木製スロープの設置事例です。
元々小さな木製スロープが設置してありましたが、勾配が急なこと、小さくて視認性が悪く、躓いてしまうことなどの問題がありました。
そのため、木製スロープの交換、固定を行いました。
この施工については、木製スロープを固定しているため、「介護保険住宅改修」を利用し、施工しています。
【C.24】木製スロープ設置|見落としやすい小さな段差を解消する|福祉建築
床の出入り口の小さな段差を解消する2つ目の方法として、敷居撤去があります。
部屋と廊下の床の高さが同一で、敷居が出っ張っているために段差がある場合は、木製スロープよりもより根本的な対策となります。
敷居撤去は開き戸・引き戸ともに施工が可能です。
状況によっては、床の嵩上げ・嵩下げと同時並行で行うこともあります。
「敷居を撤去したら、その部分だけ目立たないかしら…」
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは職人の腕の見せ所です。
基本的に、その場所に敷居があったと言われなければわからないほど自然に馴染ませることができます。
工事時間は1箇所につき、およそ2〜3時間程度となります。予算は介護保険の住宅改修を利用して3万円程度見ておくと安心です。

画像は、介護保険住宅改修で敷居撤去をした施工事例です。
敷居を撤去し、段差を3mm以内にすることで、車いすの通行に負荷がなくなり、部屋と部屋の移動が楽になりました。
周囲の床と違和感なく仕上げることができています。
【C.13】リビングと廊下の敷居撤去|介護保険を利用して段差の解消する|福祉建築
廊下と部屋との床の高さが違う場合は、床の高さ自体を上げたり、下げたりする方法で解決することがあります。
床自体を一度撤去して組み直し、廊下と部屋全体の高さを合わせることで、より床をフラットに、車いすや杖で移動しやすくなります。
畳の部屋をフローリングに変更するのと同時に行うことも多い施工です。

身体機能の低下によって、階段の昇降が難しくなったため、2階から1階に居室を移すことを決めたお客様の施工事例です。
寝室となる部屋は元々和室でしたが、ベッドが置きやすいようにフローリングに変更し、同時並行で床の嵩上げをすることでより出入りしやすい環境を整えました。
【C.14】生活の中心を2階→1階へ|床を嵩上げをして和室→洋室へ。寝室にトイレを設置|福祉建築
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畳から滑りにくいフローリングに変更したり、滑りにくいクッションフロアの床に変更したり、滑り止めテープを貼ったりなど、方法は様々ありますが、足を滑らせて転倒を防ぎます。
上の写真は、階段の滑り止めの設置の施工事例です。
段差がある部分を視認しやすくしつつ、床が滑りにくいようにマットまたはゴムの素材でできた滑り止めを設置しています。
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開き戸は、扉を開ける際に身体を半歩ひく動作があり、身体があおられてしまうため、バランスを崩しやすくなってしまう原因となります。
開き戸→引き戸、開き戸→折戸、アコーディオンカーテンやロールスクリーンへの変更など、扉を交換することで、廊下から部屋へ入るときの転倒を防ぎます。
手すり設置と合わせて施工を行うとさらに安心です。

上の写真の施工で採用した引き戸はエコ引き戸(マツ六株式会社)の商品です。
元あった扉をそのまま利用して開き戸→引き戸へ変更できるため、介護保険工事の費用を抑えられる人気の製品です。
より少ない動作や力で扉を開けることができるようになり、転倒の可能性を下げることができました。
【C.27】開き戸→引き戸へ交換|介護保険利用してお得にリフォーム|福祉建築


ドアそのものを変えなくても、取手を見直すだけで開ける動作が楽になることがあります。
「握る・つまむ・引っ掛ける」動作を伴う、開き戸の握り玉や引き戸の掘り込み型は、握力や指先の力が必要でドアの開閉の負担を大きくしてしまいます。
開き戸は、「レバーハンドル型」「プッシュプル型」などの押す・引くの動作で使えるものが使いやすく、引き戸は「棒型」の取手が使いやすいと言われています。
近年では一般的に、開き戸は「レバーハンドル型」、引き戸は「棒型」が使われています。
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階段の上り下りが難しくなった方向けに、「いす式階段昇降機」といういす型の昇降機が販売されています。
階段にレールを設置し、そのレール状をいすが電動で昇降することで、上下階を移動することができます。
介護保険の住宅改修には適応しませんが、各自治体の独自の補助金・助成金で補助が出る場合があるため、ご興味のある方は、各自治体の窓口に確認をしてみるのも良いでしょう。
いす式階段昇降機について詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。

1階に駐車場スペースがあり、2階に居住スペースがある方の施工事例です。
平坦な場所の歩行は問題なく可能でしたが、建物内の階段が急角度であったために、階段の上り降りが困難になっていました。
このケースでは、立ち座り、平坦な道の移動は問題なく行えるということであったため、階段の上り下りに対しての解決の提案をいたしました。
相談の結果、外出するときの荷物まで一緒に運べることから、階段の移動を補助する対策ではなく、いす式階段昇降機の設置を選びました。
【C.1】いす式階段昇降機を設置|急な階段を行き来しやすくする|福祉建築
階段の上り下りが難しい人の中でも車いすを利用している方には、ホームエレベーターをおすすめします。
いす式階段昇降機は、いすに座る・立つの動作ができて、かつ、座位の保持ができる方向けです。
そのため、車いす利用の方には、いすへの移乗や上下階での車いす本体の移動をどうするかなどの問題があります。
ホームエレベーターは、車いすに乗ったまま階を移動できるため、移動の負担を大幅に軽減できます。
いす式階段昇降機に比べて費用がかかる、建物の状態や間取りによっては設置ができない場合があるなどのハードルはあるものの、車いすユーザーが自分らしく暮らし続けるための根本的な解決策の一つです。
自宅にホームエレベーターが設置できるか知りたい!といった方は、下記のお問い合わせからご連絡くださいませ。
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1階が駐車場で、2階にお住まいの方の施工事例です。
ご利用者様は車いす生活になり、2階で暮らすことに難しさを感じていらっしゃいました。
最初は、1階駐車場部分を住めるように改装したいというご要望でしたが、必要な全ての設備を1から作るより、ホームエレベーターの設置の方が費用を抑えられる試算だったため、そちらをご提案いたしました。
【C.6】ホームエレベーターを後付けで設置|車いす利用で2階中心の生活をする|福祉建築
これまでに挙げてきた選択肢のどれもが難しい場合は、1階に住むことも選択肢の1つです。
多くの住宅は、1階に「トイレ」「キッチン」「浴室」などの必要な設備が揃っており、1階のリビングなどを寝室にしてしまった方が生活がしやすいケースも多くあります。
階を移動する負担もなくなるため、介助する側の負担も軽減できます。
安心して暮らすために生活の場をどうするかを、ご家庭で1度検討してみてはいかがでしょうか。

廊下は部屋と部屋に挟まれていることも多く、暗くなりがちな場所です。
電灯などの光源を増やしたり、窓を大きく設けたりすることで、視認性が上がり転倒のリスクを軽減することができます。

夜間にトイレに行くなど、暗い時間に家の中を移動する状況では、転倒のリスクが高まります。
特に段差の大きい上がり框は、踏み外してしまうと大きなケガにつながる可能性も捨てきれません。
玄関の近くのコンセントに余裕がある場合は、足元灯の設置がおすすめです。
少しの明かりでも十分に、転倒のリスクを下げることができます。
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車いすの利用を前提にしている場合は、スムーズに廊下を移動するのに900mm程度の幅が必要です。
上の画像の通り、おおよその寸法が国土交通省で示されています。ご自宅の状況に合わせて、必要な幅まで広げることもバリアフリーリフォームのひとつです。
【参考】車いすを使用する場合の通路幅の目安(国土交通省 基本寸法より抜粋)
| 寸法 | 意味 | |
|---|---|---|
| 80cm | 車いすで通過できる寸法 | |
| 90cm | 車いすで通過しやすい寸法 通路を車いすで通行できる寸法 |
|
| 120cm | 通路を車椅子で通行しやすい寸法 人が横向きになれば車椅子使用者とすれ違える寸法 杖使用者が円滑に通過できる寸法 |
|
| 140cm | 車椅子使用者が転回(180度方向転換)できる寸法 杖使用者が円滑に上下できる階段幅の寸法 |
|
| 150cm | 車椅子使用者が回転できる寸法 人と車椅子使用者がすれ違える寸法 |
|
| 180cm | 車椅子使用者が回転しやすい寸法 車椅子使用者同士がすれ違える寸法 |
|
車いすによる壁の破損を防止するための設備に「キックプレート」があります。
廊下を移動する際にサイドを擦ってしまったり、ぶつかってしまったりする可能性がある場合は設置をおすすめします。
曲がりのある廊下には、「コーナーガード」があると便利です。
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