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犬や猫から有害化学物質?「食べ物より室内の空気」に注目すべき理由|化学物質と住まいを考える

犬や猫から有害化学物質?「食べ物より室内の空気」に注目すべき理由|化学物質と住まいを考える

「ペットの体内に、人間より高濃度の有害化学物質が蓄積されている。」
愛媛大学の2022年の研究で発表されました。

私たちの生活には、化学物質で作られた製品が溢れており、その蓄積による悪影響が指摘されています。
代表的なものとしては「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」などがあり、これらは人間よりさらに体の小さいペット達にとって深刻な問題です。

今回は「ペット」「有害化学物質」の関連性を「住まい」の視点から考えていきます。


参考記事

ペット動物の化学汚染:有機ハロゲン化合物および代謝物の暴露実態解明とリスク評価(KAKEN)

ペットの犬猫から、人間よりも高濃度の有害化学物質が…気をつけたい「お部屋の空気」のこと 獣医師が解説(神戸新聞)

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室内飼いの犬・猫がさらされる「床上30~70cmの世界」

室内飼いの犬・猫がさらされる「床上30~70cmの世界」

室内で暮らす犬や猫は、その生涯のほとんどを家の中で暮らします。
彼らが見る世界は床上30cm〜70cmの高さです。私たち人間よりもずっと床に近い世界で暮らしています。

問題となっている有害化学物質は、ハウスダストと結合しやすい性質を持っており、空気より重いハウスダストは床に溜まりやすく、特に床〜床上30cmで高い密度になります。
さらに、人間や空気の動きによって舞い上がりやすく、床上1m程度まで浮遊することも少なくありません。

こうした環境にいるペットは有害物質を吸い込みやすく、舞い上がったものは毛並みに付着してしまいます。
注意しなければ毛並みの根元にびっしり有害物質が溜まってしまう可能性も高く、グルーミングでなめとって体内に取り込んでしまうことも。

犬や猫は人よりも有害物質の排出機能も低く、蓄積しやすい体の構造をしています。だからこそ、飼い主が環境をしっかり整えてあげることが大切です。

ペットから検出されたPBDEs・PCBsとは?建材との関連性

今回の研究で犬や猫から検出されたポリ臭化ジフェニルエーテル(以下、PBDs)や、ポリ塩化ビフェニル(以下、PCBs)は、かねてより健康に悪影響があることが指摘されてきました。

それぞれの用途や健康影響は以下のとおりです。

項目 PCB(ポリ塩化ビフェニル) PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)
主な用途 絶縁油、熱媒体、可塑剤 難燃剤
使用時期 1950年代〜1972年(日本で製造・使用禁止) 1970年代〜2006年頃(化審法で規制)
電気設備 蛍光灯安定器(トランス)、コンデンサー コンセント・スイッチの樹脂部、照明器具カバー
建材 シーリング材、防水材、塗料、接着剤 断熱材(発泡スチロール・ウレタン)、壁紙・床材(ビニルシート)
家具・内装 塩ビ床材や壁材の可塑剤、複写紙 カーペット裏地、ソファ・カーテンの難燃処理
住宅での残存リスク 1972年以前の住宅の蛍光灯・シーリング材に残存 2006年以前の家具・家電・建材に残存
健康影響 発がん性、免疫毒性、肝障害、神経毒性 内分泌かく乱、甲状腺ホルモン異常、神経発達影響
現在の状況 特別管理産業廃棄物として処理対象 製造・使用禁止。既存製品・廃棄時に注意が必要

現在は双方とも規制され、新たな製品として使われることはありません。
しかし、それ以前に建築された建物には依然として残っている可能性があるため、注意が必要です。


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 換気と掃除が基本!効率を上げるコツは掃除の順番を意識する

ペットを有害化学物質から守るために、まず大切なのは日々の住環境を整えることです。
特にハウスダストと結合した化学物質は軽く舞い上がりやすいため、効率的に取り除く工夫が必要になります。

掃除のポイントは「順番」です。
いきなり掃除機をかけるとハウスダストが舞い上がってしまうため、まずは拭き掃除で床に落ちているホコリを湿らせ、舞い上がりを防ぎ、その後で掃除機をかけると効率的に取り除くことができます。

拭き掃除が面倒な場合は、フロアワイパーのウェットシートモップなど、用途に応じて道具を使い分けると日常の掃除がグッとラクになるでしょう。

さらに、室内の湿度を40~60%に保つことも舞い上がりを防ぐ方法の一つです。
適度な加湿をすることで、空気中のハウスダストが床に落ちやすくなります。ペットや人の健康にも快適な湿度なので、空気環境の管理にも役立ちます。

忙しい家庭におすすめの「住まいのコーティング」

前述では、こまめな換気と掃除を推奨しましたが、毎日忙しくて、こまめな掃除や換気が難しいという方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、化学物質が揮発しやすい「床」「壁」「天井」「家具」「日用品」の素材を見直して、身体に優しいものへ変えていくのがおすすめです。

特に注意したいのが、柔軟剤消臭剤芳香剤香水シャンプーといった化粧品や日用品です。
これらは化学物質が揮発・拡散しやすく、室内の空気汚染につながりやすいため、できるだけ刺激の少ないものを選ぶことが大切です。

万生塗料イメージ

さらに、入れ替えが難しい「床」「壁」「天井」には「植物触媒」でコーティングするという方法があります。

植物触媒とは、イタドリ、柿の葉、よもぎなど日本に古くから伝わる薬草を原料にした、世界でも珍しい機能性素材です。
化粧品や日常品にも配合されており、肌に直接ぬっても安全なほど自然由来の成分なので、敏感なペットにも安心です。

「床」「壁」「天井」に塗布することで、優良菌を残しつつ有害化学物質を分解・無害化し、その影響を大きく低減してくれます。

さらに抗菌作用だけでなく、抗酸化作用(植物還元作用)、静電気の抑制、消臭作用など、身体にうれしい効果も期待できます。

類似品との比較

植物触媒 光触媒
原料 天然成分のみ 化学物質を利用
特徴 天然成分だけでつくられた唯一の対化学物質品 化学物質を化学物質で対抗
安全性 化粧品に使えるほど高い 紫外線が必要、条件次第で効果が限定的

犬や猫は、私たち人間よりも床に近い世界で暮らし、有害化学物質を吸い込みやすい環境で暮らしています。
しかし、こまめに換気・掃除をするなど、ペットを守るために飼い主ができることは、決して難しいものではありません。

大切な家族であるペットの健康を守るために、まずはできることから一歩ずつ始めてみましょう。


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